悩みを一瞬で解決する二つの方法。
全ての人間は、多少なりとも悩む時がある。
それは学生であれば、進路のことかもしれないし。
社会人であれば、今後のキャリアのことかもしれない。
「悩むという行為も思い返せば良い思い出だった。」ということもあるだろう。
ただ、人によっては悩む時間を短縮し、本当に必要なところに時間をかけたいと考える人もいる。
そこで今回は、本当に悩んでしまってどうしようもない時、その”悩み”を一瞬で解決する二つの方法を紹介していく。
①「自分の行動」に注目してみよう
矛盾しまくっている心情。
そんな時には、自分の行動を俯瞰してみよう。
心の中では沢山の事を考えているが、あなたは今どんな行動をしているだろう。
身体は素直だ。
ここで一つ例を出そう。
先日、現在就活中の学生さんから相談を受けた。
「大学を休んで、他の地域に就活に行く事をどう思いますか?」とのこと。
ただし、私が回答をせずとも彼の中では答えは出ていたのだ。
実は、その会話をしていたのは”東京行きの夜行バスの中”。
ちなみに、土曜日から東京へと向かい、月曜火曜と大学は休んで就職活動をするとの事だ。
身体は、行動は全てを物語っていた。
悩む必要すらなかった。
もう一度言う。
彼の心の中では答えが出ており、矛盾して払拭しきれない感情に悩まされているだけだったのだ。
ケースは違っても、皆さんも同様の状況にある事は多いのではないだろうか?
”悩む”ということは表面的な感情に振り回されて、選択肢を無用に増やしている状態だ。
そして、選択肢が増えた結果「あれもやりたい、でも〇〇だから、こっちの方が良いのかな。」という心情へと変化していく。
だから、本当に悩んでしまってどうしようもない時には、自分の行動を俯瞰してみよう。
②「でも、」に注目してみよう
冒頭で話した通り、人間は多くの表面的な感情が増え、矛盾を感じることによって思考ががんじがらめになってしまう。
「◇◇がやりたい、でも〇〇だから、こっちの方が良いのかな。」
ここで、「でも、」という関節詞に注目してほしい。
「でも、」以降(〇〇の部分)には、何かしら自分以外(他者)からの目線やリスクが含まれていることが多いのだ。
次に「でも、」以前(◇◇の部分)に注目してみよう。
ここには自分の素直な、”直感的な気持ち”が現れている。
歴然としている。
そして、どれだけ「でも、」以降のことを考えても、結局ははじめに感じた通りの結果に至る。
この例でも、人間の脳が複数の比較的影響の弱い情報を増やすことによって脳内が混乱し、決断を鈍らせてしまっていることがわかるだろう。
「起業したいけど、借金したらどうしよう。」
「◇◇がやりたいので転職したいんだけど、給料がちょっと下がってしまうな。」
こんな例もある。
少々全文の内容に加えると、何か複数の選択肢ないしは矛盾で悩むと言うことは、本当は「でも、」以前のことすら本当にやりたいわけではないことがある。
ちなみに、起業家の前で、「〜〜をやりたいんだけども、ーーーだからやろうか悩んでて。」なんて言えば、速攻追っ払われる。
その程度の覚悟なら続かないし、そもそも結局やらないのであればあなたの為に自分の時間など使っていられないのだ。
まとめていこう。
目の前の事実を複雑にしているのは、自分自身の捉え方であって、その事実自体はいたってシンプルなのだ。
だから、何か判断に迷ってしまったり、複数の選択肢や矛盾した情報で悩んでしまった場合には、自分の行動や、言動に注目してみよう。
そうしたら、意外と早く決断できるかも。
あなたにとって、素敵な人生になりますように!